トウモロコシで急増、面積では大豆
遺伝子組み換えトウモロコシの栽培に政府許可が出たことから、ブラジルの遺伝子組み換え作物の栽培面積が初めてアルゼンチンを追い越し、米国に次いで世界第2の栽培国となった。昨年には生産者は同植え付け面積を35・4%、560万ヘクタール増やし、2140万ヘクタールとなった。ブラジルは昨年、世界の同増作の半分以上を占め、900万ヘクタール、前年比7%増やしたという国際アグロバイオテクノロジー獲得応用サービスISAAAの発表である。
産業と経済
ブラジルでの遺伝子組み換え作物の進捗状況を見ると、04年に最初に発表された推測では300万ヘクタールに組み替え大豆が植えつけられ、油性作物全体の15%を占めた。それが09年には71%までが組み替え大豆で占められ、2140万ヘクタールとなっている。
それでも大々的に進んだのはトウモロコシ。09年には病虫害に抵抗力の強い種類が500万ヘクタール植え付けられ、08年比で約400%もの増作となった。バイオ安全審議会が2種類の組み換えトウモロコシの植え付けを許可したためである。
組み換えトウモロコシの栽培拡張が昨年最高だったのはブラジルだったが、ブラジルではまだまだ組み替え大豆、トウモロコシ、綿花を栽培する余地があるという前出ONGの発表である。途上諸国が世界での栽培で先頭を進み続けようが、ブラジルはラ米ではその先陣になろうと見られている。
世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積順位を見ると、トップの米国が6400万ヘクタール、次いでブラジルが2140万、3位アルゼンチンが2130万、インドが840万、カナダが820万、中国が370万、パラグアイが220万、8位南アが210万ヘクタール。
ブラジルの組み換え作物栽培面積は大豆が1620万ヘクタールで全組み換え作物の71%を占め、トウモロコシが500万ヘクタールで31%、綿花が15万ヘクタールで16%となっている。
2010年3月6日付
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