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華麗な伝統芸能の現代絵巻を 「沖縄の心」を刻む感動 沖縄歌舞劇団『美(ちゅら)』公演


 移民百周年を記念した沖縄歌舞劇団「美(ちゅら)」ブラジル公演が、十一月二十一日のサンパウロを皮切りに、五都市で九回にわたって開催される。同公演は、琉球王朝時代から伝わる伝統芸能を現代絵巻風にアレンジしたもので、沖縄から女性舞踊を中心としたプロの劇団メンバー三十人が来伯して実現する。同公演実行委員会(宮城調智委員長)では「今までに無かった感動を与えられると思う」と各会場への来場を呼びかけている。

 同劇団は、玉城流玉扇会二代目家元の玉城秀子氏が中心となり、琉球舞踊の将来を担う若手女性の集団として、一九九九年に設立。これまでに、沖縄県内はもとより全国各地での活動を展開、海外でも韓国、中国をはじめとするアジア諸国、ギリシャ、北欧、米国、カナダ、中東、EU(欧州)諸国など二十六か国以上で通算五百回におよぶ公演活動を行ってきた。

 特に今回のブラジル公演は、劇団側が今年の移民百周年を記念して、昨年十月頃からブラジル側とコンタクトを始め、文化庁の助成を受けて実現した。

 公演のテーマは、「燃える島・沖縄」。各公演によって少しずつ内容が異なる予定だが、第一部「琉球王国のあけぼの」、第二部「神々の唄が響く島」と題して、二部構成で行われる。伝統的な琉球舞踊を継承しながらも、沖縄の新しい音楽を取り入れ、分野を超えた斬新な形での華麗で迫力のある舞台となる。

 来伯するのは玉城団長を中心とする女性舞踊メンバーをはじめ、照屋真也氏率いるレキオス太鼓(五人)やスタッフら三十人。その中には、〇五年の県費留学生として沖縄県立芸術大学に留学し、その後同劇団に入団したブラジル生まれの二世である宮城エリーザ美幸さん(二三)も含まれている。

 九月三十日午前十時から沖縄県人会館で記者会見が行われ、実行委員会関係者をはじめ、プロデューサーの楠野裕司氏、コーディネーターの奥村ネルソン氏も出席した。

 実行委員で玉城流玉扇会ブラジル支部師範の城間和枝さんは、「二世、三世の子供たちが沖縄まで行ってこのような素晴らしい舞踊に出会う機会は少ないですが、今回忙しい中をブラジルまで来てもらうことは、大きな刺激になります」と期待を込める。

 宮城実行委員長は、「今までに無かった感動を皆さんに与えられると思うので、沖縄県人のみならず広く一般の方々にも『沖縄の心』を見ていただきたい」と来場を呼びかけている。

 各地での公演場所と場所は次の通り。

【サンパウロ】十一月二十一日午後六時から文協記念講堂(リベルダーデ区サン・ジョアキン街三八一番)。十一月二十二日午後四時から沖縄県人会館(同区トマス・デ・リマ街七二番)。

【サントス】十一月二十六日午後七時からSESCサントス。

【アララクアラ】十一月二十九日午後八時半からSESCアララクアラ。十一月三十日午後三時と午後七時から同所。

【プレジデンテ・プルデンテ】十二月二日午後七時からウニエステ大学内セザルカバ劇場。

【マリンガ】十二月五日午後七時からマリエスタ劇場。十二月六日午後七時から同劇場。 

 入場料は二十レアル。前売り券の扱いは次の通り(カッコ内は電話番号)。沖縄県人会(3106・8823)、うりずん(2092・6191)、長浜金物店(2293・8632)、明石屋宝石店(3208・1833)、藤本土産店(3209・1221)、根本眼鏡店(3208・8531)、マルミヤ旅行社(2296・8628)、ニッポ・センター(2256・5364)、ホシ(2239・3809)、エリア日本品店(2942・8096)。

 なお、当日券は無くなる可能性が高いので、早目の購入が望まれる。



写真:華麗な「美(ちゅら)」公演



写真:来場を呼びかける実行委員会関係者



2008年11月1日付

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