沖縄県人会(与儀昭雄会長)が進める「写真で見るブラジル沖縄県移民百年史」の編集委員会(宮城あきら委員長)が、二十八日午後二時から同県人会館で行われた。
会議を前にこの日は、これまでに集まった膨大な量の写真についてコンピューター画面での確認作業が行われた。
先月、伯国各地で活躍したウチナーンチュの名前を冠した通りや公園なども改めて写真撮影し、百年史の一つのコーナーとしてまとめることを提案。この日の会議では、聖市セントロ区カンタレーラ市場の壁に書かれた金城山戸氏の名前をはじめ、カンポリンポ区にある「神谷牛助公園」、第一回笠戸丸移民の「渡久地(とくじ)政人公園」(サント・アンドレ市内)など具体名が挙げられた。
全体を通じて戦前・戦中の写真が少ないが、去る七月下旬に初めて行われた沖縄笠戸丸移民子孫の集いに出席した家族たちの協力を得て、第一回移民に関する写真は集まりつつあるという。
現在、委員会が中心となって写真の選定作業が進められており、沖縄県人移民が渡伯した歴史的背景も盛り込む考えだ。 宮城委員長によると、写真が想像以上に集まったとし、ページ数も当初の予定(約三百ページ)より増えそうだという。
「来年二月の総会に合わせての発刊を予定しているが、永久保存版として良い百年史をつくるためには、少し(発刊が)遅れる可能性もある」と宮城委員長は話している。
なお、同日午後五時から同所で行われた笠戸丸移民子孫の会議では、「笠戸丸沖縄県人移民家族の会」という名称で、今後も活動を継続していく考えが示された。
2008年10月30日付け
|