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燃えた世界ウチナーンチュ会議 広がる人的ネットワーク 教育、家庭、司法などで講演
 沖縄県人会(与儀昭雄会長)の県人移住百周年祭は二十五日、マクスード・プラザ・ホテルで開かれた「第二回世界ウチナーンチュ会議」でクライマックスを迎えた。これにはブラジルをはじめ南米各国、日本、中国、北米、欧州、太平洋諸国から約百五十人が参加し、丸橋次郎首席領事、安里カツ子副知事、上原幸啓文協会長らも出席した。午前中は全体会、午後は「第十二回WUB世界大会」、「第二回国際女性フォーラム」、「学術関連」、「教育・家庭・司法」の分科会で進行した。同会議は、世界で活躍するウチナーンチュ同士の貴重な意見交換の場となるとともに、国境を越えて結束する新しいコミュニティの形を伯国日系社会に示すものとなった。





平和のシンボル首里城を世界へ





□全体会(開会式含む)

 「第二回世界ウチナーンチュ会議」の開会式で与儀会長は、「チャーター便まで出してブラジルに来てくれたことを、大変名誉に思い光栄に感じる。ブラジル社会における沖縄県人の子弟が、大会を通じて世界のウチナーンチュと横の連携をもつことを願っている」と挨拶。安里副知事は、「政治や経済、文化など様々な分野で相互の発展のため情報交換し、人的ネットワークが繋がっていくことは沖縄にとって大きな財産」と大会開催の意義を語った。

 続いて、「沖縄県人会史」、「日系人のブラジル報道界への貢献」、研究者クレイグ・ウィルコックス博士(琉球大学)による「ウチナーンチュの長寿問題について」の講演があり、参加者は真剣に聞き入っていた。

 特に、世界最長とされる沖縄の平均寿命について講演したクレイブ博士が、沖縄の食生活、生活様式が長寿の重要な要素であると発表すると、会場は大きな拍手に包まれ、講演後には多くの質問が寄せられるなど、聴講者の関心をひときわひいた講話となった。

□第二回国際女性フォーラム

 今回一番の目玉となった同フォーラムには、総括者として丸橋首席領事が出席し、その他与儀会長、上原会長、西原篤一・在那覇ブラジル名誉領事(沖縄ブラジル協会会長)など数少ない男性陣も参加した。

 はじめに西原名誉領事が挨拶、その後ブラジル、ペルー、アルゼンチン、ハワイ、日本から参加した十一人のパネリストが講演した。音楽家、政治家、教師、県人会会長、書家など、様々な分野で活躍する人たちの体験に基づいた話とあって、メモを取る人や、身を乗り出しながら聞き入る女性参加者も多かった。

 「平和のシンボル、首里城を世界に発信したい」と語った久保田照子さんは、首里城復元のためチャリティやバサーなどを行った。その他、一九九五年ハワイに首里城大幕を寄贈。それ以降八回、海外の県人会に首里城大幕を贈っており、久保田さんは、「世界平和と沖縄を思い出す役割を担っている」と同大幕について語り、講演が終ると会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 丸橋首席領事は「講演者に一貫しているのは、様々な職業形態の中で沖縄の伝統を次世代に伝えようという強い意思」と約三時間に及んだ講演の総括をした。

 その後、パネリストらに記念品が贈られ、最後は全員で「島人ぬ宝」や「安里屋ユンタ」などを歌い、カチャーシーを踊りながら同フォーラムを終えた。

(写真:講演する久保田さん、講演後カチャーシーを踊る参加者)

 2008年8月28日付





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