スザノ文化体育農事協会(ACEAS、森和弘会長)は二十四日、スザノ日伯学園で『第一回アルト・チエテ地区日系団体統合フォーラム』を行い、関係者ら約三十人が出席した。
昨年十二月に開催された『第一回文協統合フォーラム』で地域文協間の連絡を密にする必要があるという認識があったことから、スザノ市六団体、モジ・ダス・クルーゼス市五団体、リベイロン・ピーレス市から一団体、今年十一月に行われる『第二回文協統合フォーラム』の開催地ブラジリアの中西部日伯協会連合会、ブラジル日本文化福祉協会が参加した。
各団体が今の現状や活動内容について報告し、山下譲二・文協第一副会長は「ブラジル日本移民百周年の今年、将来を考えることは非常に大切。団結し、新しい日系社会の門戸を開くべき」と訴えた。
続いて、秋本満敏・中西部連合会会長はデカセギ問題に焦点をあて、「日系団体がデカセギ日系人を今後どう受け入れるかによって、日系社会の将来も変化してくるのではないか」と熱弁した。 サンパウロ大学(USP)歴史学のパウロ・ガルセズ・マリン講師が『日本移民が残した文化遺産保護へ向けての挑戦』と題して講演を行い、「二百年祭に向けて最初の一年が既に始まっている」と出席者を激励した。
安部順二・モジ市長は「『頑張りなさい』ではなく『頑張りましょう』と共に助け合うことが重要」と挨拶。
ついで二つのグループに分かれてディスカッションが行われ、全団体が抱えるデカセギ問題、若年層の日本語及び日系団体離れ、日本文化の伝承方法などが俎上に載せられ、議論が交わされた。
今後の解決策・課題として、若い世代を惹きつけるイベントの開催、幼少期から日本語学校への通学を促進させる、日本の伝統的スポーツを積極的に行う、次世代の養成などが挙げられた。
森会長は「地域の団体が集結し、協議した例は過去になく、今回大きな一歩を踏み出した」と今後に向けて意欲を見せた。
写真:フォーラムで発言する森会長(中央)
2008年8月28日付け
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